「水は飲むな、バットは上から、ボールを叩きつけろ」という古き良き時代の野球指導について<復活スティーブの野球人生 第4回>

ここ最近は、元プロ野球選手がYoutubeで、野球の技術について語っている事が非常に多い。

打者であれば、プロ野球の世界で2000本安打やら首位打者やら、輝かしい成績を残した選手達が、
自分の技術について披露している。

目次

古田、和田、前田がインコースの打ち方を披露している。

自分の場合、草野球などでは
インコース、体の近めの球は、体を開いて引っ叩いて打っていたけど、
それは間違いであろう。
なぜなら、外よりの球は全く打てなかったからだ。
というかバッティングに関する教育なんか、自分の時代にはなかった。

今回は復活スティーブの野球人生を振り返ります。

野球との出会い

小学校2~3年の時、いつも遊んでいる近所の仲間達がいた。
いつもはゲームや靴飛ばしとかをして遊んでいた仲間達が、ある日突然、手袋のようなものをつけて小さくて堅い球を投げていた。見慣れぬ野球帽を被って。

最初、仲間はキャッチボールのような事をしていた。
混ぜてもらった。

当然、手袋(グローブ)は利き手の右につける。
右の手袋で仲間が投げてきた球取れない。
拾いに行って、手袋を外し球を投げる。投げれない。
一体何が楽しいのかと思った。

仲間達からは「野球チームに入る。」と聞かされた。
まったく興味ないけど、野球チームに入ることになった。

近所のスポーツ用品店で2500円くらいの野球帽を買い、チームイニシャルを縫い付ける。
グローブは量販店の安物を買ってもらう。
ジャージを履いて、土曜日の小学校へ。

キャッチボールをして、ライトというポジションでノックを受ける。
立っているだけ、球が飛んでくるのは最後の方、ほんの少し、実につまらなかった。

~以下省略

土曜の夕方2時間くらいと、日曜の午前に練習。試合がある時は昼過ぎまで。
そういうサイクルで生活が回るようになった。

1つ上の学年のチームが信じられないくらい弱かった。

1つ上の学年と一緒にチームを作って、試合をするようになった。
多分、4年の時くらい。
少年野球の試合には2時間とか時間が決められていて、時間が経てば回が進まなくても終わるというルールだった。
この 1つ上の学年 が信じられないくらい弱かった。
何が弱いかというと、投手が全くストライクが入らない。四球を連発する。
近所の小学校とするリーグ戦ではほぼ全敗。
たしか練習試合を含めて勝ったのが年に1回だったと思う。

1つ上の学年 のチームでは、リーグ戦でレフトで1時間くらい守っていた事がある。
その時は、1イニング1時間外野に立っていて、確か1回だけゴロが転がってきた。
ボールをポロリして、拾い上げて、バックホームする場面だったけど、どういう訳か送球はそれた。
技術がない上、体も冷えていたんだろう。

水は飲むな、バットは上から、ボールを叩きつけろ

水は飲むな

練習の間に水を勝手に飲むことは許されていなかった。
キャッチボールをして、ノックの守備位置につくまで、一瞬休憩があり、
一瞬の間に水筒の水を飲む。そんな感じだったと思う。

ノックを受けている間、ひたすらのどが渇いたのを覚えている。
練習が終わっても、とにかくのどが渇いていた記憶がある。

バットは上から、ボールを叩きつけろ
キャッチボールをしてノックを受けて、走塁。それがほとんどの時間を占めていた。
バッティングの練習は3ヶ月に1回くらいしかなかったような。
コーチが投げる球を10球くらい打って終わり、それを何回かだけした記憶がある。

普段、友達と遊んで野球する時はもっと打っていたけど、うちの少年野球ではバッティング練習はなかった。
ただ、試合になると試合中、監督やらコーチやらから指導の声が飛んでいた。

監督・コーチの教えを思い出すと、
上から叩きつけろ、ボールを上から、アッパースイングをするな。ボール球をふるな、真ん中の球を振る、四球はヒットと同じ、四球でいい。

とにかく、 四球はヒットと同じ というセリフを耳が酸っぱくなるほど聞いた。
「耳が酸っぱく 」というのは部長の口癖だった。
「耳が酸っぱくするほど言ったのに、ボール球を振る。」というような嘆きへと続く。

このコーチ、監督たちの教えの中で、 上から叩きつけろ、ボールを上から、アッパースイングをするな。
というのが今回の話の本題です。

上から叩きつけろ、ボールを上から

これはほんの少し前まで、少年野球では常識だとされていました。
どこの少年野球でも、高校野球とかでも、プロでも、ボールは上から叩けって言っていたと思います。

ボールは上から叩け
刀を斜めから斬りつけるような感じでバットを振ると、上から叩けに近いと思います。
これだと打てたとしてもボールは転がって、遠くまで飛びませんよね。
今考えればおかしな話です。

ですが、少年野球の時に聞いた理論によるとたしか。

ボールは上から叩いて強いゴロを打て。
ボールが上に上がってしまうと、フライになるからアウトになる可能性が高い。
ボールが地面に転がった場合、速く走ったらセーフになる可能性があるから、
ボールは上から叩いて転がした方がいい、フライにならないよう、ボールは上から叩けと。

ボールを強く上から叩けば、ホームラン。

そういう指導でした。

全く論理的ではないです。

現代野球ではどう考えられているか。

ボールを強く上から叩けば、ホームラン。

これは現代では、ほぼ間違った教えとされています。

バットをスイングさせると、バットの芯はVの軌道を描きます。
肩口からバットが降りてきて、ボールとバットに軌道が交わり、腰とか体が回転。
バットの軌道は上から下に降りて、ボールと交差した後、また下から上に上がります。

バットがV字になるあたりで、ボールに接触させればボールは飛ぶとされています。
V字のバットが上がる瞬間のあたりでボールを捉えると、ホームランになるようです。

強いゴロを打ってもゴロはゴロです。

強い打球を打とうとして結果的にゴロになる。
相手投手との兼ね合いの中で、強いゴロを打つ。
なら分かるのですが、バッティングの基本的な考え方として、まずゴロを打つというのは、
間違った考えであったように思います。


(野球の話はこのあたりで割愛します。)

少し前の常識は、不正解であったかもしれない。

バットは上から、ボールを叩きつけろ

この考えは、
バッターが非力であること、地面がボコボコでありイレギュラーバウンドが多発する事など
限定的な条件のもとでは、成立するかもしれませんが。

レジェンドクラスの元プロ野球選手達の Youtubeチャンネル の中でも
間違った指導として笑い話として出てくる事があり、一応はかつての常識扱いです。

少 し前の常識は、不正解であったかもしれないです。

今週末はG1 スプリンターズS

今週末のスプリンターズSから、競馬の秋G1シリーズが始まります。
Youtubeでは競馬予想界では有名な、メシ馬さんととうけいばさんが、
有力馬の見解について述べられていました。

けっこう多くの人が見ると思うのですが。
彼らの話って、水は飲むな、バットは上から、ボールを叩きつけろ というような話でしょうか。
違いますよね。

でも今春の大レースの予想を集計した限り、 メシ馬さんととうけいばさん って
G1はレジェンド級に当たらないお二方です。

2021春 大レース予想家ランキング 1


そう考えると頭の片隅で、
メシ馬さんととうけいばさん がYoutubeで話している事って、もしかしたら、
水は飲むな、バットは上から、ボールを叩きつけろ
の競馬バージョンなんじゃないかと、身構えることくらいはできますよね。

こういう事ですね。



いろいろ考えてみましょう。




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