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収益化停止処分を受けた時、ユーチューバーはGooleにどう問い合わせるべきか。競馬Youtuber夢色グラスの失敗例。

先日、夢色グラスという競馬Youtuberが、Googleに抗議の意味をこめ、奇妙な依頼を行っていた。
収益停止処分を解除するために、Googleに申請を行ってくれ、という依頼だった。

後述するがこれは、完全に間違ったやり方であり、
賛同する者がこんなに多いのかと驚きを感じた。
どのような依頼かというと、夢色グラスのnoteに記載がある。

目次

2021/8/2 夢色グラス競馬チャンネルの現状について

実は、「誤解を招くコンテンツ」として収益停止処分を受けているんだと。
誇大宣伝などがこれに該当する。
皆様への依頼。
フィードバック機能を使い、運営に働きかけてほしいとのこと。
そのための操作方法を書いている。

以上のようにお願いをしていた。

多くの人が賛同し、フィードバックを行ったようだ。

その後、夢色グラスは、運営にメッセージを送っている。

2021/8/8 夢色グラスの現状についてご報告

ダメでした、と。
返信が帰ってこなくなった。
ほぼテンプレに近いやりとり。
返信来ない状況に。
サムネイルの変更等、いろいろやってけど、ダメでした、と。

審査に時間を要している現状に苦しむ夢色グラス

動画配信を休むことに。

GoogleのAI審査に引っ掛かり、糸口が見えないらしい。

ついには憎まれ愚痴を。

何がいけなかったか、どうすべきだったか。
フィードバック機能を使うのが良くなかった

この件については、著名している時から、効果的でないやり方をしているな~と思っていた。

まず、収益停止になっており、収益停止を解除してほしい気持ちは分かる。
ただ、手段が最悪だった。

Youtubeのフィードバック機能で、手動でメッセージを入れると、
おそらく対応するのは機械ではなく人間になる。
夢色グラスのYoutube登録者数は57000人、Twitterだと1.8万人。

何人ぐらいが申請したかは分からないが、意外と少ない人数で行っているであろうYoutubeの審査において、
ムダな仕事を発生させているのは間違いない。

通常であれば、時間をかけて再審査が進んでいくところ、
収益化を急ぐあまり、イレギュラーな経路でフィードバックが殺到するのだから、迷惑行為に近いだろう。

Googleは営利目的の1企業であり、公的機関ではない。
さらに、審査する人員から、フィードバック機能を悪用する問題アカウントとみなされていてもおかしくはない。

賛同する人は多くいたのかもしれないが、賛同する人は運営者ではない。
運営者からしたら、迷惑だっただろう。


審査が思うように、進まず、憎まれ口まで叩いている。
これは心証が良くない。

また、これで収益化停止が解除されたとすると、悪しき前例でしかない。

悪いやり方だった。

収益化が停止された際、youtubeに対して厳しい声を上げるYoutuberはよく見かける。
それは良くないやり方なので考え方を変えた方がよい。

収益化停止された際のYoutuberの心構え。

まず、登録者が何万人いようと、自分が少し大きな発言力を持つ人間であるという考えは、
Youtube運営とのやり取りにおいては通用しない。

ユーチューバーの言い分としては、「優れたコンテンツを生み出し、視聴者を引き付けてきた。」
だから、収益化が行われないのは不当である。
というような事を考える者もいるだろう。

だが、自分が思うに、仮に1つのチャンネルが消えたところで、
視聴者は別のチャンネルを見るだけだし、Youtubeから見た延べ視聴時間に大きな影響があるわけではない。
優れたコンテンツによって、視聴者に楽しみを提供しているというのも思い上がりで
単にYoutubeを楽しみたい視聴者を、登録者で奪い合っている状況、とも考えられる。


つまり、ユーチューバーの立場は、対Youtubeにおいては決して強いものではない。


そう考えると、Youtube運営とのやり取りにおいて、強く権利を主張するのは良くないやり方だと考えられる。

「どうして、収益化停止されたのか」
「どうして、審査基準が不透明なのか」

このような疑問を持つのは結構だが、審査基準は実際のところ、明確ではないし、
よく変更もされる。
人的な判断に任される部分、機械的に判断される部分があり、
審査には通ったり、通らなかったりする。

そのゆらぎは、より良いネット社会のために設けられた基本原理のようなものでもある。

例えばGoogle検索では、時折、検索アルゴリズムの見直しが行われる。
検索アルゴリズムが完成されたもので変化がなければ、Googleの検索クエリに対して上位に出てくるコンテンツは常に同じになってしまい、よくなさそうなので、いい風に作用している。

似たような話で、
Youtubeの審査基準が不透明というのは、常日頃、審査基準の見直しが行われていると解釈したらいいかと思う。
基準が厳密であれば、境界線ギリギリの表現を行うコンテンツが増えるだろうし、良くないこともあるのだろう。

また、Youtubeというサービスが伸びてきた経緯と現状を見てみると、
大きな声を上げ、抗議する事が得策とも思えない。


Youtubeを運営するGoogleが、あいまいさをもって判断する事を選択しているのだから
サービス利用者であるユーチューバーは、そのあたりの事情を察して、
声高に、自分の正当性を訴えるような事は慎んだ方がいいのかな~と思いました。

審査する人も人なので、丁寧にお願いするのが望ましいでしょう。

明確な基準がないことに不満を言うのは,良くない反応かと思います、


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