プロ野球界で成功するために大切なこと。 <復活スティーブの野球人生 第5回>

今回は、長年、日本のプロ野球(NPB)を見てきた野球ファンの目線で、プロ野球で成功するために大切な事について書きます。

目次

日本のプロ野球 のレベルの高さについて。

まず、日本のプロ野球は世界でも有数の高いレベルを誇っているリーグです。
その事は、世界最高峰のアメリカメジャーリーグ(MLB)に直接選手を送り込んでいることからも伺えます。

例えばサッカーの場合、国内のJリーグから海外のトップレベルのリーグを目指す場合、
Jリーグから直接、イングランドのプレミアリーグを目指すケースはまれです。
多くの選手は、ベルギーリーグやオーストリアでのプレーを経験してからステップアップしていきます。

日本のプロ野球(NPB) の場合は、 アメリカメジャーリーグ(MLB)に挑戦する際、
間に別のリーグでのプレーを挟む必要がありません。
世界最高峰に、近いレベルにあるリーグだと言えるでしょう。

ドラフト指名される選手は化け物揃い、主力になるのは神レベル

そんなレベルが高い 日本のプロ野球(NPB) にドラフト指名されるのは毎年80人ほど。
各12球団の支配下登録選手の枠は70人と定められており、そのうち5名前後を外国籍の助っ人選手が占めるとすると、12×(70-5)=780。

毎年新たに、 約80人がプロ野球選手となり、約80人がチームを去ります。
780人ほどいるプロ野球選手の約10%が毎年、入れ替わっている計算になります。

競争の過酷さは人気TV番組にもなっている。



さらに、1軍のベンチ入りメンバーは25人。
大体どこのチームもベンチの中には4人の助っ人外国人選手が含まれています。
簡単に試算すると、助っ人外国人を除いた1軍のメンバーは24人。12×24=288。12球団で288人です。
そのうち半分を主力選手とみなすと288÷2=144。 12球団で144人 が主力選手となります。

仮に18歳~28歳。あるいは働き盛りの23歳~33歳。
10学年の選手で 12球団の主力144人をまかなっているとすると、各学年で10人の選手しかプロ野球の主力になれない事を意味します。

プロ野球選手として、1軍に定着する事がいかに難しいか、お分かり頂けると思います。

プロ野球選手の少年時代はみな、大谷翔平

プロ野球の少年時代は、みな大谷翔平です。
エースで4番。
投げても打っても1番の選手がプロになります。

別の見方をすれば、今プロ野球でバントや小技している脇役の選手たちも、
高校や大学などアマチュア時代には、4番でホームランを量産するような選手だったりします。


ホームランを捨て、右打ちのヒット狙い。
プロで生き抜くためには、 大谷翔平 を捨て、和田豊に。
そういう割り切りも大事になります。

和田豊のコラムから抜粋します。

参考【阪神・和田SA 豊かなコラム】「右打ち」極意教えます

同じ土俵で勝負しても勝てないことは、すぐにわかりました。だからこそ違うものを出していかないといけない。それがセンター返しの徹底であり、意識した右打ちでした。大きい打球を打てない分、いかに芯に当てる確率を上げるか。

サンスポ

最初からダメな選手が、バントや小技に注力するのとは話が違い、
プロ野球に入るような選手は、アマチュア時代に大きな成功体験があります。
それらの成功体験を捨てモデルチェンジが要求される所に、難しさがあります。

和田豊 はプロで輝かしい成績を残し、後に監督にもなりました。

プロになり切れない甲子園のスター

先日、プロ野球で目を覆いたくなるような悲惨な試合がありました。
16-0でヤクルトが中日に圧勝した試合です。


この試合の先発は、小笠原 慎之介

アマチュア時代には輝かしい経歴があります。

プロ入り前

小学1年から善行スポーツ少年団で野球を始め[3]善行中学校では「湘南ボーイズ」に所属。2年夏には全国ベスト4入り[3]、3年夏には全日本中学野球選手権大会 ジャイアンツカップで優勝を果たし、代表選手入りしたU-15アジアチャレンジカップでも優勝を経験した[4]

東海大相模高校に進学すると1年春からベンチ入り。2年の夏は第96回全国高等学校野球選手権大会に出場し、吉田凌らと「140キロカルテット」として注目を集めたが、初戦で松本裕樹擁する盛岡大附属高校と当たり敗戦した[6]。自身は1回1/3を投げ、無失点3奪三振と好投した。3年夏には神奈川県大会で27回30奪三振、防御率0.00の成績で第97回全国高等学校野球選手権大会出場に貢献。甲子園では初戦の聖光学院戦ではリリーフ登板し、152km/hを記録した(スカウトのスピードガンが計測、球場表示は151km/h)[7]。決勝戦の仙台育英戦にて佐藤世那と投げ合い、同点の9回表には優勝を決める勝ち越しソロ本塁打を打った[8]。甲子園通算26回1/3、23奪三振、防御率3.08。また2015 WBSC U-18ワールドカップ日本代表に選出され、2試合8イニングを投げて防御率0.00の好投で準優勝に貢献した。

その後の2015年10月22日のプロ野球ドラフト会議にて、いずれも髙橋純平福岡ソフトバンクホークスが交渉権獲得)の抽選に外れた中日ドラゴンズ北海道日本ハムファイターズから1位指名を受け、抽選の結果中日が交渉権を獲得[3]。11月23日に契約金1億円プラス出来高5,000万円、年俸1,500万円(いずれも推定)という高卒選手では球団初の最高条件で仮契約を結んだ[4]

この試合では結果打たれてしまいましたが、

23歳にしては、実績を積んでいる部類の投手です。

ただ、自分の目には、まだ育成段階の域を抜けていない選手のように映りました。

それが表れたのがこの試合の初回です。

2アウト1塁の場面で村上に本塁打を打たれています。

8月の打率3割5分越えの4番村上にHRで先制点を奪われて、
数試合ノーヒット続きで不調だったオスナを三振。

それなら、村上と勝負する必要なかった思うし、
プロとしては物足りない初回の失点だったかと思います。

アマチュア時代の栄光と現実

自分の最善の投球をすれば、相手は関係なく打たれない、抑えられる。
プロ野球にはそういう投手も存在するし、年齢を考えればその姿を追求するのは、
球団としても望ましいかもしれないけれども、
この試合の勝利に最善を尽くすという意味では、状態がいい村上勝負は避けた方が良かったでしょう。

状態がいい強打者からは四球で逃げて、取れる所でアウトを取る。
アマチュア時代の無敵の姿とは遠いですが、それも立派なプロとしての生き方です。

その点、この日の小笠原は、
ただ単にバッターボックスに入った打者を抑えようとするだけの
修行中の野球選手に思えました。

プロ野球界で成功するために大切なこと。

トレーニングと実戦を通じて、体力と高い技術を身につける必要があります。
より速い球を投げ、より強い打球を打つ。
向上心がないプロ野球選手はいないでしょう。


ですが、プロ野球界で成功するためには、
理想ばかり追い求めるのではなく、自分にできる事を見極め、
主役だった自分と決別し脇役となり適応していく
ということも、多くの選手にとっては大事なのではないかと思いました。

競馬予想家の場合


競馬予想界では有名な、メシ馬さんととうけいばさんがYoutubeにあげた、
スプリンターズSの予想動画。

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結果どうだったかというと、

レース全体の見解という意味では良くなかったです。

ダノンスマッシュ 1番人気 6着

レシステンシア 2番人気 2着

2人揃って、人気2頭の中では買うならダノンスマッシュ消えるならレシステンシアという評価だったので、
レース全体の見解としては見事な外れでしょう。

ですがこの2人、こうなる事を見越してか、予想に関しては日頃から別のアプローチを取っています。

とうけいば ◎シヴァージ

ネット競馬

メシ馬 ◎タイセイビジョン

ネット競馬

このように、2人が◎にした馬は人気薄。
人気の馬を◎にせず、穴馬を◎にするアプローチを取っています。

こうすると、人気の馬を中心に馬券を組み立てた時と異なり、
オッズが高いところの馬を狙う分、低い的中率でも許容されます。
その分、穴馬を狙い、回収率100%を実現しようとするアプローチです。

今回のスプリンターズSで、確率が高いという意味で◎を選んでいた場合、予想は外れていました。
人気のない馬を馬券の軸にするというのは、 低い的中率 を補うためのテクニックでもあります。

穴馬から期待値重視で予想を組み立てる方法は、根強く人気があります。

桜花賞時点では、ソダシ、サトノレイナスに勝ち目薄そうな、
ファインルージュに◎した予想家がけっこういたのも、 期待値重視 の予想と言えるでしょう。

桜花賞◎ファインルージュの予想家←悪口ではないです。天津飯シリーズ25


馬券的な期待値を追い、シヴァージ 吉田隼人のような人馬に◎をするのは、
アマチュア時代に主軸を打っていた野球少年が、
プロの世界で生き抜くためにバントや右打ちを磨いている姿と共通します。


予想家としては、これも立派なあり方です。


若き日の和田豊

競馬を始めた頃、普通は

競馬を始めた頃、普通は全レース的中を目指すのではないでしょうか。

しっかり研究して、全レース当てるんだと。

大川慶次郎さんは、ダービー観戦61回、パーフェクト予想(1日全レース的中)4回。
競馬の神様」と呼ばれました。

全レース的中 して「競馬の神様」。

これは、誰しも憧れるところでしょう。

大谷翔平的アプローチ と言えます。



一方、現実はそこまで予想当たらず、期待値重視でなんとか、
回収率が100超えるように考え方を切り替える手もあります。

レースの見解が外れる事が多かったとしても、馬券収支はなんとか100%を越えたい。

これは、野球に例えるならば、和田豊的アプローチと言えるでしょう。
メシ馬、とうけいばはこちらのタイプです。

大谷翔平的アプローチの競馬予想家を例に出すと。

カポ峯、ルフィン、ストマック

このあたりが該当します。

カポ峯

ルフィン

ストマック

この3人は、全レース当てたい大谷翔平タイプです。

当然、こちらのやり方で高い回収率を出すのは難しいので、
ただ単に、和田豊のようにモデルチェンジをする事ができなかった、競馬素人という事も十分に考えられます。

カポ峯の最初にして最後の書籍。
「LIFE IS A GAMBLE 人生で勝ち続けるマネーの流儀」 の著者紹介では、

以下のように記載されています。

●カポ峯:実業家。競馬予想家。勝負師。
5つの会社を経営する傍ら、2019年春ごろから競馬予想を中心としたツイッターアカウントを開設。同年秋冬のG1戦線では、12戦予想し、1着8回、2着2回、4着以下2回という圧倒的な成績を収め話題に。特に厚張りの競馬予想が好評で、1人の予想でオッズを動かせるインフルエンサーと呼ばれている。 他にも、百戦錬磨の人生経験から導き出される珠玉の名言が強く支持されている。SNS上で人気の競馬予想家を集めたオンラインサロン「スカーフェイスグループ」を運営している。

このカポ峯の今の姿を見れば、
大谷翔平 なのか、いつまでもモデルチェンジできないダメな野球選手なのかを見極めるのは難しい
とも言えます。

良い予想とは

レース全体をしっかり予測し、
1.人気の馬の取捨選択を間違えず、
2.期待値が高い穴馬をしっかり拾う。

1つの野球チームに、 大谷翔平和田豊がいたら強いように、
予想においても、 大谷翔平 的に毎週当たりまくって、 和田豊 みたいに3着に滑り込む穴馬を選べると強いです。

予想においては、 大谷翔平的な部分和田豊的な部分をバランスよく伸ばすことを心がけましょう。



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